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小規模特別認定校 |
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小規模特別認定校制度とは |
自然環境に恵まれた小規模の小学校や中学校を「小規模特別認定校」として教育委員会が認定し、金沢市内在住の児童生徒が、本来の通学区域に関わらず、自由に入学・転学の申込みができる制度です。 恵まれた自然の中で、心身の健康増進を図り、豊かな人間性を培いたいと児童生徒の保護者が希望する場合には、児童生徒の通学や生活指導面などにも配慮の上、入学・転学することができます。
現在金沢市では、公立の小中学生は校区制をひいているため、転居や特別の事情がない限り、自分が住んでいる校下の小中学校に通うことになりますが、湯涌小・芝原中学校は金沢市教育委員会より「小規模特別認定校」に認定されており、この制度により、本人が学びたい、または保護者が学ばせたいと希望した場合、金沢市内に住民票があれば特別な制限なく校下外からも通うことが可能です。また、バス通学等の交通費の補助も金沢市より受けることができます。
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湯涌・芝原のいいところ! その1「少人数教育」 |
小学校も中学校も少人数の学級で学習しています。1学級は多くても10名を越えない人数なので、わからないときはわからないといいやすい雰囲気、先生もわかるまでじっくり教えてくれる環境にあります。 また、学校生活全般で高学年が低学年をお世話する場面が多く、高学年は見本になる行動を取ることが自然に身に付きます。
★発言しやすい環境です。みんな積極的に意見を出し合います。
★ALTの先生もほぼマンツーマンで教えてもらえます。
★もれなく全員に机間指導が可能です。
★全員が意見を発表し、協働学習ができます。実験も全員が体験できます。
★ICTを活用した授業も積極的に行われています。
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湯涌・芝原のいいところ! その2「豊かな自然とのふれあい」 |
歩いてすぐに川や山など自然にあふれた環境を活かした活動を行っています。また、7月1日の氷室開きには、見学に訪れたりと伝統行事や文化に触れる機会も多いです。 小学生は「かかしづくり」「田植え体験」などを地域のみなさんの教えのもと実施し、中学生もいろいろ体験学習がさかんです。もちろん縦割り活動や宿泊体験、中学生は職場体験や修学旅行など、どこの学校でも実施していることも行われています。
★小学生は田植えから稲刈りまで体験します。中学生はかや刈り体験を行います。なにかいる・・・?
★夏休み期間中、交流合同防災訓練と危険なことを学ぶ学習で川遊びを行います。
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湯涌・芝原のいいところ! その3「太鼓とテニス」 |
小学生、中学生ともに太鼓に取り組み、文化祭や運動会、また金沢市連合音楽会等で披露しています。また、中学校のソフトテニス部は、県内強豪で県大会で優勝するなど活躍しています。
★和太鼓演奏
★テニス部
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湯涌・芝原のいいところ! その4「スポーツフェスティバル」 |
◆運動会
★地域の運動会、小学校・中学校すべて合同の大運動会です。スポーツフェスティバルという名で実施しています。
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湯涌・芝原のいいところ! その5「複式学級交流」 |
◆へき複交流会
★夏休み期間中にへき複宿泊体験学習に、4〜6年生が行ってきました。
★毎年10月に県内小学校の複式学級合同スポーツ交流会が行われています。
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実際に特認校制度を使って転入した児童・生徒や保護者の感想 |
特認生Sさん 私は、湯涌小学校に来て「よかったなぁ」と思う事がたくさんあります。 一番そう思う事は、今までにない体験や、やりたい事ができた事です。 畑や田植えなど、とてもたくさんのいい体験をしています。それができた事で、私は笑顔が増えたと思います。 湯涌小学校は、たくさんの緑に囲まれていて、自然の中での生活はとても気持ちがいいです。こんな学校であと4年間過ごすのがとても楽しみです。
特認生保護者Aさん 五年生の秋に、学校で「中学校選択制」の話を聞いて帰ってきました。通学区域以外の中学校も見てみたいという事から、芝原中もそのひとつとして、見学する機会を得ました。 校舎の中に入って窓から見える紅葉した山や、校内にある田んぼや畑をながめながら、居心地が良いと感じたようです。掲示してある学校通信を読むと、小学校の方が自然とふれ合う授業が多い事もわかり、どうせなら六年生から通いたいと言いだし、特認生としてお願いすることに決めました。 雪が多くなっても通えるかと心配して、何度か湯涌まで足を運びましたが、すれ違う湯涌小学校の児童が手を振って笑顔であいさつしてくれて、来るたびにますます気に入り、春になるのを心待ちにして転校しました。 娘は、毎朝6時50分に自宅を出て、7時過ぎの湯涌温泉行きのバスに乗って通学しています。運動量、食事の量が増え、今までより早く床に入り規則正しい生活になりました。 帰ってきたら、「今日も話すことがいっぱいある!」と言って授業の様子やお友達のこと、畑や田んぼの様子、バスから眺める自然の変化などを話してくれます。新しい発見の多い毎日を送っているようです。チャイムのない学校で時間の流れをゆっくりと感じているようです。一人一人を大切に見守ってくださる先生方と全校児童が「○○くん!」「○○ちゃん!」と呼び合える仲間達、それらを支えている温かな地域の皆様のお陰で娘の表情が以前より柔らかくなっているような気がします。 今までに通っていた学校の友達からもよく手紙が届きます。週末は返事を書くことに忙しそうですが、お互いの学校の様子や友達の事などを伝え合っていることをほほえましく見ています。これからも大きな湯涌ファミリーの一員として声をかけてやってください。
特認生保護者Mさん きっかけは小規模特認校制度に子どもが興味をもったこと。通ってみると学校全体が大家族のようなアットホームな雰囲気に惹かれました。誰と誰が親子・兄弟なのか、なかなかわからなかった位です。マンモス校ではできない本当の異年齢集団の活動が自然にできていることに驚き、学校の中でも外でも地域全体で子どもが見守られていると感じ、孤立化が進む今の時代にとても貴重な環境だと思いました。 子どもを通わせてからは、人数は少ないけれど、そのおかげで「自分がやらなくても誰かがやってくれて、それで世の中がまわっていく」という感覚が薄れてきたのではないかと思います。物事の全体を見る力も自然に身につけてくれるのではないかと期待しています。 数年前、中学校の合同文化祭を見に行きました。太鼓を披露した後のインタビューで、ありきたりなやりとりで締めくくろうとする司会者の言葉をさえぎるように「太鼓は僕たちの誇りです。」と発言した芝原の生徒に感動しました。ふるさとを守る大人たちの姿を見、川で遊んだり、季節ごとに生きものや農作物、自然の様子を肌で感じる暮らしは、きっと子どもたちの財産になると思います。 |
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